【峠三吉詩碑】
ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ
原爆がもたらした悲惨さ、峠三吉さんの想いがまっすぐに胸に響いてくる詩です。
この詩は峠三吉さんの「原爆詩集」の序として収められています。
また、峠三吉さんは「原爆詩集」の冒頭で以下の言葉を遺しています。
『一九四五年八月六日、広島に、九日、長崎に投下された原子爆弾によって命を奪われた人、また現在にいたるまで死の恐怖と苦痛にさいなまれつつある人、そして生きている限り憂悶と悲しみを消すよしもない人、さらに全世界の原子爆弾を憎悪する人に捧ぐ。』
【原爆供養塔】
被爆後、この辺りは無数の遺体が散乱しており供養塔付近で火葬したそうです。
原爆供養塔には7万人もの引き取り手がいない、身元が判明しない遺骨が納められているそうです。
その中には、米軍捕虜、朝鮮人、中国人も含まれています。
毎年8月6日には、宗教の壁を越え合同慰霊祭が営まれています。
【韓国人原爆犠牲者慰霊碑】
当時の広島は軍事工業都市でした。
労働力として朝鮮半島から多くの朝鮮人が徴用されていました。その数は約10万人。
そのうちの約2万人が原爆の犠牲になったといわれています。
当初、韓国人原爆犠牲者慰霊碑は平和公園の敷地外にあり「差別」の象徴といわれていました。
現に今でも「在日」という言葉がなくならず、日本人の中に朝鮮人に対する差別意識が残っているのは確かでしょう。
最近、当慰霊碑は平和公園の敷地内に移設されましたが、ペンキがかけられる事件も発生しています。
現在、日本では「韓流」が流行して、さも日韓は親睦関係が深いと錯覚しがちですが、日本人の「在日」という差別意識と同様に、韓国も日本を蔑視している一面を持つ国であることを認知する必要があると感じます。
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韓国の反日思想については今回は触れません。
興味のある方はこちらのサイトを参照してください。客観的にまとめられているサイトだとと思います。⇒韓国は“なぜ”反日か?
愛国(反韓)寄りすぎると感じる方もいるかと思いますが、韓国の子供が描いた絵を見てください。歪んだ反日感情の一面を垣間見ることができます。
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「核兵器廃絶」よりも解決が難しいかもしれない「人種(民族)差別」は未だ根強く残っています。
【平和の鐘】
核戦争のない、平和共存できる世界の実現を願い、原爆被災者広島悲願結晶の会によって建立されました。
「残したい日本の音風景100選」に選定されています。
平和記念公園を訪れた際は是非鳴らしてみてください。心が鎮まる音色です。
⇒原爆の日 その他関連記事はこちら
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